2011/08/06 (Sat) ネコを外に出すということ

８月５日（金）


今日も工場に行った。
最近仕事があまりないので、友人ともあまり会えないんだけど・・・
ネコ友のFUさんとも２週間ぶりに会った。

彼女は、私同様１人暮らしだけどネコを８匹飼っている。
みんな比較的若く、３歳前後が殆どだとか・・・最年少は１０ヶ月のだいずクン。
去年、手のひらサイズで保護され私もあれこれアドバイスして来たのだった。

数ヶ月まえには去勢手術も終え、最近は大暴れで「何とかして」と言われていた（汗）
先日、外に出たいらしいと聞き、絶対に出さない様に話していたのだが・・・・・


今日会ったら、FUさんが「だいずが死んでん」と言った。
ええ～～～～！！？
「なんで？？」と聞くと、「車に轢かれてん」

だから・・出すなと言ったのに・・・なんで、なんで・・・
出たがっていたとは聞いていたけど、ガンとして出さなければ大丈夫だと言ったのに・・・

聞くと、ご近所の無責任な人達が「ネコを閉じ込めるのは可哀想」だとか言うのだそうだ。
で、好奇心旺盛なだいずクンを呼んだりしたのだそうだ。
事故は、その連中の目の前で起きたらしい、猛スピードの車だったようだ。
虫の息のだいずクンはFUさんの腕の中で死んだそうだが・・・もう、何とも悔しかった。

家の中でだって事故はあるかも知れない。
でも、外に出たら・・・リスクがどんなに大きいか・・・ネコを外に出す以上は、それを理解しておかないといけないんだよ。
近所の連中も悪い。
でも、彼らは無責任だし、何のリスクもないのだから無視すれば良かったのに。

「私が悪いねん・・・」と項垂れて涙ぐむFUさんに、言いたい事の半分も言えなかったけど「だから出したらアカンねんよ」とは言った。
６月の、オムツのシーズーの話だって言い聞かせたのに、放すなんて絶対ダメだよって・・・
痛い、怖い思いをして死ぬなんて・・・あまりに哀れじゃない・・・・


会った事もない子だけど、もっと小さい頃から話しは聞いていたので「知っているつもり」だった。
たった１０ヶ月の命。
あんなに元気で騒いで煩くて「困るわ」と言われていたのに・・・

FUさんが、寂しい夜を迎えてるんじゃないかと思うと、私までウルウルしてしまうわ。
だいずクン、どうぞ安らかに。
たまには彼女の夢に出てあげてね。


ネコは、狭い室内では可哀想だと言う人も居るだろう。
でも、人社会のこの世界に安全な場所がどれだけあると言うのだろう。
室内でも、高低のあるスペースを作ってあげれば、ネコには十分だと聞く。
現に我家でも、ネコ達はタワーをドタバタ登り降りし、タンスの上やら食器棚の上やら・・・
好きな処で過している。

それでも可哀想だと思うなら、自分はそうすれば良い。
でも、人に意見しないで欲しいと思う。
外に出て事故に遭った時、責任を取れないのだから。
勝手な事は言わないで欲しい。

６月の、オムツのシーズーの事だって、私は忘れない。
あの場所を歩く時、いつもあの子の姿を思い出して悲しくなるし・・・思い出す度に腹が立つ。
あの子を出した飼い主と、あの子を轢いたドライバーと、助けてやれなかった自分に。


出さないで・・・・
その命が大事なら。

今まで大丈夫だったからって、明日はそうとは限らない。
何かあった時、辛い思いをするのは、飼い主を信頼していたペット達なんだからね。


だいずクンに合掌・・・・