2009/09/07 (Mon) 生きる事、死ぬ事

９月６日（日）


昨日、５日はユキの４９日忌だった。
月日の経つのって、早いものだと思う。

押入れを見ると、ユキを思い出す。
１年以上も続けた強制給餌．．．もう、そんな事があったなんて思えない位だ。
日々の暮らしの、ネコ達の世話は、あまり時間を取らなくなった。

水を換えて、カリカリを入れ替えて、トイレ掃除をして．．朝は終わり。
夜は、お皿を並べてウェットフードを全員にあげる。
朝よりは時間が掛かるけど．．．大したことはない。

１時間以上掛けて食べさせて、ベロッと吐かれた時の悔しさ．．．哀しさ．．．
チビが生きていた時には、強制給餌も２匹だったし、大変だったものだったけど．．．
今は昔だ。


５日は、ご近所で不幸があってお通夜に行って来た。
ネコが好きで．．うちのレンゲを一度連れ帰って「お試し」をされたお宅の奥さん。
その彼女が、４日にクモ膜下で亡くなったのだった。
まだ５３歳になったばかりで．．．３人のお子さん達とご主人、そしてネコちゃんを残して．．．

同じマンションの仲が良かった人達で、車を乗り分けてお通夜に行った。
韓流ファンだったとかで．．．一緒に韓国に旅行に行ったと言う４階の女性はボロボロに泣いていた。
亡くなった彼女も私も１階．．．お通夜には１階の住人は殆ど来ていた。

まだ若くて、これからだったのに．．．さぞかし無念だったろうなぁ（涙）
一番上の娘さんがお母さんにソックリで、なんだか泣けた。

お顔を拝見させてもらった。

あの明るくて、よく喋った彼女の姿はなかった。
俗に「眠っているようだ」と言うけれど．．．亡くなると、魂が抜けて．．生前の姿じゃなくなってしまうものだ。
ネコだってそうだ。

今年、３匹の愛しい子達を送ったけど．．．
亡くなったすぐは、生きていたまんま。
けど時間が経つと．．．生きていた頃とは違って来る。
ネコが亡くなると、私は大抵は１日は手元に置いて．．それから火葬にする事にしている。

抱いたり、撫ぜたり、頬擦りしたり．．．．
その間に、身体は硬くなったり柔らかくなったり変化する。
命は．．．もう、ここには無いのだと、思う。
そして火葬して骨上げをして．．．亡くなったこと、もう居ないんだと言う事を、確認するのだ。

けど、心は．．．何処かに生きているのかな．．．
そうだと良いな。

．．ほんの数日前に、土手で話した．．．私は徒歩だったので、ちょっと話して「先に行ってね」と促した。
彼女は、チャリでスイスイと走っていったものだった。
まるで、遠い昔の事のように思える。
まだまだこれからだったのに．．．
歳が近いから、余計に人事に思えなくて．．．哀しかった。


私は．．絶対にネコ達を残して死ぬ訳にはいかない。
私が保護して育てた子達．．．私には、この子達に対して責任があるのだ。
飼い主が死んで、長い時間辛い目にあって来たセイラにも、また同じ苦労はさせられない。

あれこれ売りに出しているけど．．．もっともっと、執着を捨ててしまおうかと思った。
私が死んだら．．何もかもがゴミだもの。
大事に取っておいたら．．．残された人達の負担になる。

．．そんな事を思った。

明日は我が身かもしれないから．．．

ネコ達は、私が死んだら飢えてしまう．．．．だって、日曜にしか実家に集まらないし．．．
なので、自動給餌機も買おうかと思案中だ。
なんせ、心配なのはネコ達の事だけだ。

どうしてやれば良いのかしら．．．

彼女の死は、そんな事を思うほどに考えさせられた。
無情だなぁ．．．
死んで逝く者より、残された者が哀れだわ．．．．

ユキの４９日が過ぎたら、次はウランの１００ヶ日が来る。
今年は．．もう誰も送りたくない。
みんな元気でいてね。

．．２６歳の甥っ子が、高熱が出て大変だったそうだ。
インフルエンザ陰性の簡易検査結果が出たけど．．．可能性は否定出来ないと言われたのだそうな（汗）
けど、５日間、仕事を休んで．．やっと今日復帰したと聞いてホッとした。
大人になっても、甥っ子は可愛いんだもん。
無事で良かった～～～

お通夜の席で聞いた、ご近所の情報によると．．．
２軒隣の奥さんが、目が開いていない赤ニャンを拾って育てているのだそうだ。

話を聞いたら、拾って５日目。
まだ目は開いていないのだそうだ。
とにかく、まだ体温調節が出来ないから．．暖める事．．だけは伝えておいた。
頑張って子育てしてね。
相談してくれたら、なんでも教えるよ～～～

赤ニャンか．．．ウランもそうだったんだよね．．．今は昔だなぁ～～～
ユキは、拾った時からお婆ちゃんだったけどね（笑）



















忘れないよ．．ユキ。